銀行カードローン

銀行カードローン融資残高(利用数)が消費者金融を逆転!

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2016.9.2 公開 | 2016.11.15 更新

日本銀行によると、銀行カードローンの融資残高は5年連続で伸長しており、2015年3月の融資残高4兆6113億円から、2016年3月にはおよそ11%増の5兆1227億円にまで増えました。一方日本貸金業会は、消費者金融の2016年3月の融資残高は前年比1%増の5兆1150億円と発表し、銀行カードローンが消費者金融の融資残高を上回りました。

銀行カードローン融資残高(利用数)が消費者金融を逆転!

ついに消費者ローンは銀行が主役に

2008年では消費者金融と銀行カードローンの融資残高には約11兆円の差がありましたが、消費者金融の残高が年々減少し、初めて逆転となりました。
一昔前までは、お金に困ったときに借りられるところといえば「消費者金融」でしたが、それが今では「銀行カードローン」へと移り変わりつつあります。

この「融資残高」というのは、貸付残高ともいい、金融機関が利用者に貸し出している金額のことを言います。具体的な人数は公表されていませんが、利用者が増えるにつれて融資額は増えていきますので、銀行カードローンへの利用者の移行が進んでいるのは明らかです。その理由を解説していきます。

銀行カードローン貸出残高増額のワケ

きっかけは、2010年に完全施行された改正貸金業法という規制でした。
この改正貸金業法が施行される前に、借金を返すためにまた借金をするといったような、手当り次第消費者金融からお金を借りて、自己破産や自殺にまで追い込まれてしまう「多重債務者」が続出したことが社会問題となり、金融庁は2010年6月に過度な融資をしないよう改正貸金業法を完全施行しました。
上限金利をそれまでの29.2%から20%に下げ、融資総額が借りる人の年収の3分の1を超える場合、新たな借り入れを禁止する「総量規制」を設けました。
ですが、この規制の対象は消費者金融やクレジットカード会社で、銀行のカードローンは規制対象外となったため、消費者金融は新規顧客層の開拓が難しい状況に。
一方で、銀行カードローンは信用力の高い顧客に比較的低金利でローンを貸し出し、着実に顧客を増やしてきました。
さらにスマートフォン普及に伴い、人目を気にせずスマートフォンでも簡単に申し込める仕組みを整え、ATMでの引き出しを可能にするなど利便性が高くなったことも、融資残高を伸ばした一因と言えます。

母体を変える消費者金融も続出

総量規制によって消費者金融の融資残高は毎年減少が続き、消費者金融の事業者数は半数になりました。
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの傘下に、プロミスとモビットは三井住友フィナンシャルグループの傘下に入り、貸付業、つまり消費者金融の業態の
続けます。しかしレイクの場合、商標・店舗・人員をそのまま新生銀行に譲渡するかたちで、消費者金融から銀行カードローンになりました。

銀行各社のカードローン顧客獲得争いが激化

また、銀行カードローンの好調に伴い、ネット銀行や地方銀行も参入し、顧客獲得競争も激しさを増しています。
今年の7月には、三菱東京UFJ銀行が主力カードローンの「バンクイック」の下限金利を4.6%から1.8%まで引き下げ、三井住友銀行はSMBCコンシューマーと合わせて平成28年度末のカードローン残高を2013年度比で20%以上増をを計画。さらに、みずほ銀行は即日融資可能額をATMで表示するなどして、各社それぞれの利点を出しながら新規顧客の獲得に力を入れていれています。

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