コラム

総量規制とは?総量規制対象外のカードローンまとめ

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2016.5.24 公開 | 2016.10.25 更新

お金を借りたい!と思ってカードローンについて調べていたら、「総量規制」「貸金業法」「銀行系」「消費者金融系」など聞きなれない言葉が出てきて困った…。

そんなあなたのために、「総量規制とは具体的にどのようなものなのか?」「総量規制を気にするべき人はどんな人か?」「総量規制対象外のカードローンまとめ」について、誰でも理解できるようわかりやすく解説します。

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総量規制とは?

総量規制とは、貸金業者が個人に対して貸すことのできる金額の上限について定めた法律です。この法律により、貸金業法の適応される金融業者は「個人の年収の3分の1」までしかお金を借せないことが定められています。貸金業法によって総量規制が適応されたのは、2010年6月からと、制定されてからそれほど時間は経っていません。

しかしなぜ、総量規制が設けられるようになったのでしょうか?

 総量規制が設けられるようになった背景

なぜ総量規制が設けられたの?

その背景には、自己破産件数の増加が関係しています。1995年以降、自己破産をする件数は年々増加していったことが大きな問題となりました。1995年の自己破産件数は年間約43000件でしたが、その8年後の2003年には、なんと240000件もの自己破産件数がありました。
自己破産に至る大きな要因のひとつとして、身の丈に合わない額のお金を借りてしまうことが関係しています。こういった背景を受けて、借りられる金額の上限が見直され、「借りられる金額を年収の3分の1までとする「貸金業法」が、2010年6月に制定されました。この法律によって、例えば年収300万円の人であれば100万円までしか消費者金融からお金を借りられなくなり、お金を借りすぎてしまうことで自己破産に至る可能性は下がりました。

なるほど。利用者を守る法律だったんだね。

しかし、年収の3分の1以上のお金を借りなければならない方が、消費者金融や信販会社から必要な額のカードローンサービスを受けることができなくなってしまいました。専業主婦など、自身の年収をもたない方が消費者金融や信販会社からお金を借りることも、貸金業法によって困難となりました。

※総量規制は、消費者金融、信販会社のキャッシングサービスを利用する場合に適応されます。住宅ローンやマイカーローンなど、一般に低金利で返済期間が長く、定型的である一部の借り入れに対して総量規制は適用されません。

 総量規制が適応されるカードローン

総量規制は「貸金業法」に定められています。そのため、貸金業法に則って貸金業を営んでいる消費者金融や信販会社が提供しているカードローンサービスには総量規制が適応されています。
消費者金融系には、プロミス、アコム、アイフル、モビットなどがあります。

 銀行系カードローンには総量規制は適応されない

総量規制が設けられたことで、消費者金融や信販会社が提供するカードローンでは年収の3分の1までしかお金を借りることができなくなりました。しかし、総量規制が適応されず、年収の3分の1以上のお金を借りることのできるカードローンサービスが存在します。それが、銀行系カードローンです。

 なぜ銀行系カードローンには総量規制が適応されないの?

銀行系カードローンに総量規制が適応されないのは、銀行がカードローンサービスを提供するときに「銀行法」が適応されるためです。総量規制は貸金業法によって定められているものであり、銀行法には総量規制は関係しません。

年収の3分の1以上のお金を借りたい人や、年収のない専業主婦の人などは、消費者金融系カードローンではなく銀行系カードローンを検討するとよいでしょう。

その他、銀行系カードローンのメリット

銀行系カードローンには総量規制が適応されないという、非常に大きなメリットがあります。しかしこれ以外にも、消費者金融や信販会社の提供しているカードローンよりも優れている点があります。

金利が安い

銀行系カードローンは、総じて金利が低い傾向があります。金利が低ければ、金利手数料が少なくて済みますので、最終的に利息を少なくすることができます。

実際には、どれくらい利息は安く済むの?

例えばあなたが10万円借りたときの金利が10%だった場合と、15%で、毎月1万円ずつ返済して行ったときに生じる利息の差はどれくらいになるのか計算してみましょう。金利が10%だった場合の利息は4950円。一方で金利が15%だった場合の利息は15%。なんと、2475円もの差があります。10万円を1年未満で返済したにもかかわらず、2475円もの差が出てしまうわけですから、もし仮に数十万円を借り、何年もかけて返済したとしたら…。その差額は、数万円では済まないかもしれません。

金利は利息に直結するため、お金を借りる立場として最も重視するべきポイントの一つと言えます。

 銀行系カードローンのデメリットは?

ここまで述べてきたように、銀行系カードローンは消費者金融系や信販系と比較して圧倒的にメリットが目立ちます。

それでは、銀行系カードローンにデメリットはあるのでしょうか?一つ挙げるとすれば、カードローンを申し込んでから融資を受けるまでに、少々時間がかかるという点があります。消費者金融系カードローンの中には、申し込んでから本審査が通るまでなんとたった最短30分しかかからないサービスもあり、多くの銀行系カードローンはその早さには及びません。

ただし、一部の銀行系カードローンも近年、申込から融資までの時間を短縮してきており、このデメリットはなくなりつつあります。例えば三菱東京UFJ銀行カードローン(バンクイック)などは審査時間が最短で30分と、消費者金融系の審査時間と変わらない早さで人気のカードローンです。

審査の通りやすさについては諸説ありますが、多くの銀行系カードローンではパートやアルバイト、学生や専業主婦などであっても申込を行うことができます。パートとアルバイトに関しては、「継続して安定した収入があること」が条件となっていますが、それなりの期間(目安は半年以上)勤務できているようでしたら、申込を考えてもいいでしょう。

総量規制対象外のカードローンまとめ

総量規制対象外のカードローン(銀行系カードローン)をまとめて紹介します。

三菱東京UFJ銀行カードローン(バンクイック)

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三菱東京UFJといえば、メガバンクの一つとして有名ですね。企業としての規模は大きく、経営の健全性にも定評があります。

三菱東京UFJ銀行カードローンのバンクイックは銀行系カードローンにあたり、銀行法に則ってキャッシングサービスを提供しています。そのため、総量規制がなく、年収の3分の1以上であってもお金を借りられる可能性があります。例えば、年収が300万円の人であっても、150万円、200万円といった金額を借りられる可能性があります。

さらに、三菱東京UFJ銀行カードローンのバンクイックは、銀行系カードローンの中で最もスピーディーにお金を借りられることでも知られています。申し込んでから審査回答を受け取るまでの時間は最短30分と、銀行系の中では最も早い部類に入ります。

金利も年4.6%~14.6%に設定されており、多くの消費者金融系カードローンよりも低い金利でお金を借りられます。

年収の3分の1以上のお金を借りたい、なおかつできるだけ早い方がいいという人は、三菱東京UFJ銀行カードローンがおすすめです。

ソニー銀行カードローン

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金利がとにかく低いのは、なんといってもソニー銀行カードローンです。一般的に、銀行、消費者金融が提供するカードローンの金利は年利で4%代が平均水準です。しかしソニー銀行の金利はこれを大きく下回り、年2.5%~13.8%という低金利でカードローンを提供しています。
先ほど紹介した三菱東京UFJ銀行カードローン(バンクイック)の金利も他社と比べて低いですが、それでも年4.6%~14.6%です。このことからも、ソニー銀行カードローンの金利が非常に低いことがわかります。
さらに、ソニー銀行カードローンはコンビニATMで気軽に借り入れ、返済を行うことができる上、いつでも手数料が無料です(借り入れに関しては、セブン銀行、イオン銀行以外のATMでは月4回まで手数料無料)。
金利が安く、手数料が無料ということは、借金の返済に時間がかかっても、借りた金額以外に払うお金が少なくて済みます。
「金利手数料はなるべく少ない方がいい!」という人は、ソニー銀行カードローンがおすすめです。

みずほ銀行カードローン

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みずほ銀行も、三菱東京UFJとならんでメガバンクの一つであり、銀行としての規模、信用ともにトップクラスです。
銀行系カードローンは申し込んでから融資を受け取るまでに時間がかかってしまう点がデメリットとしてありますが、みずほ銀行カードローンでは、みずほ銀行の口座を持っていれば即日融資可能となっています。
また、金利は年4.0~14.0%と、銀行系カードローンの中でも比較的低く設定されています。さらに、利用額が200万円までであれば収入証明書の提出は不要となっており、面倒な手続きも少なくなっています。詳しくはみずほ銀行カードローンのメリット・デメリット総まとめでご確認ください。

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローン
三井住友銀行もメガバンクの一つです。三井住友銀行に口座を持っていれば当日融資を受けられるメリットがあります。金利も4.0%~14.5%と低く、銀行系カードローンの強みがあります。ただし、自身の収入がない場合はカードローンに申し込むことができません。詳しくは三井住友銀行カードローンのメリット・デメリット総まとめでご確認ください。

オリックス銀行カードローン

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オリックス銀行の強みは、ATMの使い勝手が良い点です。日本全国にあるほとんどのATMで、借入と返済どちらも行うことができます。具体的には、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、デイリー、ミニストップ、ポプラ、スリーエフなどのコンビニをはじめ、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行やイオン銀行に設置してあるATMにも対応しています。さらに、借入、返済時にかかる手数料は24時間365日無料です。
唯一のデメリットは、即日融資を受けられないことです。審査結果を受けるまでに数日かかるため、「いますぐ、今日中にでもお金を借りたい!」という人には向きません。また、カードレス取引にも対応しておらず、一長一短あるカードローンと言えます。とはいえ、それらのデメリットが気にならないほどのメリットがオリックス銀行カードローンにはあります。

東京スター銀行カードローン

東京スター銀行カードローン
東京スター銀行は「おまとめローン」に強みがあります。公式ホームページに簡易的なシミュレーションを行うことができます。現在複数のカードローンを借りている人は、東京スター銀行カードローンのおまとめローンを使うことで、金利を大幅に軽減できるかもしれません。気になる人は、一度試してみてはいかがでしょうか?

なるほど、銀行系カードローンと消費者金融系カードローンの違いは「総量規制が適応されるかどうか」にあるんだね。銀行系カードローンは総量規制がないから、安心してお金を借りられそう。

その通りです。銀行系カードローンは金利が低いという特徴もあり、魅力の多いキャッシングサービスです。しかし、申し込みから融資までにかかる時間は消費者金融系カードローンの方が早いため、カードローンを選ぶときには状況や目的を明確にした上で、最適なものを選びましょう。

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